Johnson Lifelog | Cornell MBA 留学記

コーネル大学ジョンソン経営大学院にてMBA留学中。コーネルMBAの合格体験記、留学生活の紹介に加え、ホスピタリティ、デザイン関連のトピックを扱います。

【受験雑感_4】留学前後でギャップに感じたこと

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一昨日の最後の期末テストをもって、1年目の秋学期が終了しました。早くもMBA生活の1/4を終えたこととなります。

この4ヶ月は、1回寝て起きたら終わっていたと言っても過言ではないほど、あっという間でした。一方で、その間の学びやチャレンジ、成長を一つひとつ思い返してみると、その濃厚さに、まるでプログラムを開始してから1年以上経っているかの様にも思えてくる、そんな不思議な4ヶ月でした。

 

簡単に振り返ってみると、

授業面では、全てコア科目の、(前半)リーダーシップ、アカウンティング、ミクロ経済学マーケティング、(後半)ファイナンス、ストラテジー、クリティカルストラテジカルシンキングを受講。それぞれ7週間ずつと限られた期間でしたが、それぞれの概念、ルール、フレームワークを一通り学ぶことで、ビジネスの課題解決をするための“多面的なとっかかり”を身につけることができました。また、コア科目の順番や、合間の課題やケースコンペの内容は、それぞれの科目を複合的に活用するために、良く計算されている印象をうけました。

授業以外では、多くの生徒がクラブ活動や来夏のインターンシップ獲得の為に多くの時間を割いており、私も、キャンパスにリクルーティングに来る企業の話を聞いたり、友人とケースコンペティションに参加したり、色々な経験をしました。Johnsonが小さなコミュニティというのはまさに正解で、学校が終わってからも同じ仲間とランニングをして、食べて飲んで、とても充実した日々を送りました。

 

さて、本題です。

受験生の方とスカイプやキャンパスビジットでお話をする際に「留学する前後で感じたギャップは何ですか?」というご質問をよく頂くので、1/4を終えた今、Johnsonでの経験について留学前の想像通りだったこと、違っていたことについてまとめておきます。

 

想像通りだったこと① 小さく結束力の強いコミュニティ

Johnsonを受験される多くの方が、この小さなコミュニティに魅力を感じていらっしゃることと思いますが、こちらについてはまさに想像をした(ビジットで経験した)とおりでした。

授業のクラスや、コアチームはもちろん、放課後のクラブ、スポーツ、就活、休日、食事等誰かしらJohnsonのコミュニティとのつながりの中で行われます。個人的には小学校の放課後を思い出しました。あるグループは学校に残っておしゃべり、別のグループは家にランドセルを放り投げた後いつもの公園でサッカー、また別のグループは誰かの家でスーファミといった感じです。この小ささと結束力の強さがとても好きです。

Johnson以外についても、例えば、コーネル全体のGraduateの日本人会があったり、日本語を勉強している学生の会話パートナーをしたり、ホテルスクールのキャリアフェアに参加してみたりといろいろな関わり方をしています。

想像通りだったこと② NYCは遠い

NYCからIthacaまではバスで4時間半程かかります。リクルーティングの状況などにより、全くNYCに行く必要のない人もいれば、毎週のように通うことになる人もいます。私自身は、この学期で4回程行きましたが、中々時間とお金がかかってしまいました。一方で、通常のIthacaの生活は特に不便もなく、単身のため車も購入しませんでした。

想像と違ったこと① リクルーティングの占める時間と労力

1年目にリクルーティングに費やすボリュームが想像よりも多かったです(私個人というよりも学校として)

入学直後より、ほぼ全ての学生が来年のサマーインターン獲得へ向けてリクルーティングを開始しています。特に投資銀行など、サマーインターンがフルタイムオファーの前提となる業種を目指す場合、この時期が最も重要。学校としても、高い就職率や充実した就職先は、学校のランキングや集客力に大きな影響を与えるため、手厚いサポート体制となります。

1年目の秋学期は、コンサルクラブ等のプロフェッショナルクラブにて、リクルーティングの為のレジュメ、ピッチ、ケースインタビュー対策等を行いながら、授業後の夕方から夜にかけては会社説明会に参加する、といった形です。

想像と違ったこと② やることがいくらでもあり時間がない

ポジティブな意味で、やることが多すぎて時間がどんどんなくなっていきます。以前、アラムナイの方が「例えば20分時間が空いた時に、何をするか、色々な選択肢の中から選ばなければならない」と言っていたのが決して大げさでないと実感しました。さらに、私にとっては英語での勉強や生活の効率が未だに悪く、あっという間に時間が過ぎていきます。テレビも全然見ないので解約しました。

友人の中には、毎朝必ずジムでトレーニングをする人、毎晩必ず15分読書をする人、毎晩10時にアラームをセットしてドイツ語の勉強をする人等、皆しっかりと自分の時間をコントロールしており、学ぶ所が多いです。

想像と違ったこと③ いわゆる純ドメはほぼいない

インターナショナル比率は約30%ですが、英語での勉学やビジネス経験のない学生はかなり限られていて、はじめのうちはあまりのギャップに絶望していました。ただ、出来ないなりにもなんとかなっています(もしくは、なんとかなってないことに気づいていない笑)

最近、コアチームの友人に、自分の英語がぜんぜん進歩してない気がするんだよね、と愚痴った際にも「そんなこと無いよ!だってはじめは本当に何言ってるかわかんなかったもん!」と慰められ複雑な気分になりました。そんなもんです。

 

来学期からは、Immersionが始まり、より個々の目的や興味にフォーカスをした学びになっていきます!!