早いもので、もう11月。11月の2ndラウンドで出願してからもうすぐ1年です。
受験生の方とスカイプ等でお話する中で「キャンパスビジットは必要か?」というご質問を頂くことが多いので、私の経験をまとめておきます。
結論から言うと、こんな感じです。
- アプリケーションにリアリティと迫力を持たせられたのは、ビジットの影響がとても大きい
- ただ、ビジットしないと受からないということは無い(学校により違うと思いますが…)
私は出願1年前の2月に1回(Stern, Johnson, Tuck)、出願後オンキャンパスインタビューのために1回(Johnson)、合計2回ビジットしました。
インタビュー時のビジットは、ロイヤルティ(忠誠心?笑)を見せる&生活環境を確認する、というテーマでしたので、今回は、より出願に影響を与えた1回目のビジットのお話です。
1回目のビジットでは、 北米3校を5日間かけてビジットし、インフォメーションセッション、在校生とのコーヒーチャット、クラス見学などに参加しました。
1年後に自分がそこにいることが想像できるかどうか
「Fitってなんだよわけわかんねーよ!」と嘆いていた自分が、1年後にこんなことを言うのが不思議ですが、結構これが大きかったです。特に複数の学校を訪問したことで、より顕著に感じたと思います。
また、面白かったのが、インフォメーションセッションやクラス見学を一緒に行う受験生の雰囲気も、学校によって違って感じられました。
エッセイ&インタビューでのリアリティと迫力
エッセイやインタビューにおいて、ビジットをした自らの肌感覚としてのFitを伝えるとリアリティや迫力に差が出る。ビジネススクールの特色は、"leadership" "collaborative" "teamwork"など、抽象的かつ各校同じような単語で表されることが多いため、具体的にどんな点を通してそれらの特色を感じ取ったか、あるいは感じ取らなかったか、について考える大きな手助けになりました。逆に言えば、この辺をうまく作り込めるならビジットせずに問題ないかと思います。
在校生の優しさ、モチベーション
ビジットした3校とも、本当にお忙しい中在校生の皆様にご対応頂き、とてもありがたたかったとともに、同じ出願のプロセスを経て、実際に進学された方のお話をきいて、モチベーションが上がりました。尊敬できる先輩方に会えたのもとても良い経験でした。
ビジットしてもわからなかったこと
一方で、数時間~数日間のビジットでは、体験できる範囲が限られてしまうということも実感しました。 例えば、私のクラス見学はファイナンスのレクチャー形式のクラスだったため、いわゆるケースやディスカッションメインの授業を体感することは出来ませんでした。
また、コアチームでの課題やクラブ、課外活動等、実際に体験してみないとわからないことも多いため、どこまで深くプログラムについて理解できるかというと難しい部分もあるかと思います。そのあたりは、在校生に留学してから感じたギャップ等を質問して解決するのが良いかと思います。
いずれにしても、目標とする学校をビジットするのはとても良い経験になると思います、在校生にしっかりと甘えて、有意義なビジットにして下さい!